2003年2月7日に告知いたしました以下の不具合を解消する修正ドライバーソフトウェアを公開しました。
以下からダウンロードしてください。インストールの際には、必ず添付のドキュメントファイル「インストールの手順」の内容を確認してから行ってください。

なお、この修正ドライバーソフトは、下記該当機種をOSがMac OS X 10.2.2 〜10.2.8でご使用の方専用です。該当機種・該当OS以外の方はご使用にならないでください。

＞2.3GB MOドライブ修正ドライバーソフトウェアのダウンロード

現在、2.3GB MOドライブについて、以下のような不具合が報告されていますので、必ずご確認くださいますようお願いします。
なお、本件に関しては、引き続きアップルコンピュータ社と連携し、問題の恒久的な解決をはかっていく予定です。

■不具合の確認されている機種について

●FireWire（IEEE1394/i.LINK）対応2.3GBMOドライブA-Dishシリーズ 「AM23FF」「AM23FG」
●Power Mac G4（Mirrored Drive Doors/ FW 800）専用内蔵MOドライブ「MO23iMA」

■不具合の発生する環境

Mac OS X 10.2.2〜 X 10.2.8
※Mac OS X 10.2.1 以前、Mac OS 9.xの環境では、この不具合は発生しません。

■不具合の内容

MOドライブに2.3GB MOディスクを挿入し、OSのデスクトップの操作で「MOディスクの排出」を行っても、取り出せないことがある。
※2.3GB MOディスク以外では、この不具合は発生しません。

■不具合の原因について

2.3GB MOドライブと2.3GB MOディスクとの組み合わせで必要なキャリブレーション（出力調整）処理の仕様によるものです。

MOドライブは、そのMOディスクに対する適切なレーザー出力を決定するために、MOディスクが挿入された時に「キャリブレーション」と呼ばれる動作が行われます。

高密度媒体である2.3GB MOディスクの場合、レーザー出力を厳密に決定する必要があるため、他のMOディスクに比べ長いキャリブレーションの時間が必要となります。このため、MOディスクを挿入しキャリブレーションが終了する前に「MOディスクの排出」を行うと、実行中のキャリブレーションが終了するまでMOディスク排出処理は行われず、待機状態になります。

一方、Mac OS XではOSアップデートに伴い、外部デバイスを操作するコマンドのタイムアウト時間の見直しが行われています。 Mac OS X 10.2.2以降のMOドライブの「MOディスクの排出」に設定されているタイムアウト時間は10秒となっており、この時間以内にMOディスクが取り出せなかった時に、OSよりMOドライブに対し排出の中止命令が発行され、この現象が発生します。

■現象の回避方法

キャリブレーションが完了した後に「MOディスクの排出」を行うことでこの不具合を回避することができます。
ドライブにMOディスクを挿入しマウント確認後、2分程度経過してから「MOディスクの排出」を行うと問題なくMOディスクは取り出せます。
もし、マウント後すぐに「MOディスクの排出」を行ったためにMOディスクが取り出せなくなった場合は、システムを終了し、MOドライブの電源をOFFにしてから、イジェクトピンを使用してMOディスクを手動で取り出してください。

■修正ソフトウェアのご提供について

弊社では、本不具合を解消するために、Mac OS Xに設定されたタイムアウト値を変更し、 排出を正常に行うための修正ソフトウェアを作成中です。
このソフトウェアを使用することで、上記の回避方法に示した操作を行っていただくことなく正常に製品をご使用いただけます。対象製品をご利用のお客様には、準備ができ次第ご提供させていただきますので、公開まで今しばらくお待ちいただきますようお願いいたします。
なお、ユーザー登録をされたお客様には、ソフトウェアの公開の旨をメールでお知らせする予定です。該当製品をお使いの方で、ユーザー登録をされていない方は、ぜひともユーザー登録を行っていただきますようお願いいたします。

ヤノ販売カスタマーサポート
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